auの速度・体感を調べてみた

30秒で読む要点

  • auが2026年9月9日に掲示していた実効速度は、2026年1〜3月に10都市・1,500地点で各地点3回を測った平均値の中央50%。Androidの下り144〜409Mbps、iOSの下り145〜414Mbpsだった
  • この数値は最低・最高速度や保証値ではなく、全国平均でもない。測定はオフィス街・繁華街が正午〜18時、住宅街が15〜21時のため、朝・深夜を含む時間帯別の優劣は判断できない
  • 公式エリアマップは候補地点の確認に使えるが、エリア内でも屋内・地下・高層階・地形・混雑・端末などで通信できない場合や速度が変わる場合がある
  • KDDIは5G SAエリアについて2026年3月末時点の人口カバー率90%超を発表している。ただし人口カバー率だけでは、個々の地点の速度や端末の5G SA対応を保証しない
  • 2022年7月障害の公式推計は、KDDI単体で音声約2,278万人、データ765万人以上で重複は不明。3,589万人はKDDIの対象サービス全契約者へのお詫び返金対象者数で、影響人数ではない
個人の調査メモです。追跡できる公開情報を条件付きの傾向として整理しています。 通信品質は端末・場所・時期で変わるため、契約前には各社の公式情報もご確認ください。

この調査で確認したこと

auの公式実効速度、サービスエリア、KDDIの5G SA発表、2022年7月障害の説明資料を2026年9月9日に再確認した。条件を追跡できない投稿や、他社と条件の違う集計値による順位は使っていない。

auの実効速度ページでは、総務省ガイドラインに沿って10都市・1,500地点を測定している。2026年1〜3月の下り速度は、各地点で3回測った平均値の中央50%が、Androidでは144〜409Mbps、iOSでは145〜414Mbpsの範囲に入った。

これはau全体の最低・最高速度や保証値ではない。測定時間も正午〜21時の一部に限られるため、「昼は遅い」「深夜は速い」といった全利用者向けの時間帯評価には使えない。

時間帯別の速度感

各記事の参照先に記した公開集計データから整理した順序尺度です。 調査日と測定期間は同一ではありません。棒の長さによる疑似的な数値化は行っていません。

比較可能な測定条件と追跡できる出典が揃っていないため、速度傾向の表示を停止しています。

エリア・地方での傾向

auの公式エリアマップでは、住所や地点ごとに4G LTE・5Gなどの提供状況を確認できる。ただし地図はシミュレーションに基づく目安で、サービスエリア内でも電波の届き方、建物内・地下・高層階、周辺環境、混雑、端末によって通信できない場合や速度が変わる場合がある。

契約前は「都道府県」や「都市部」といった大きな単位ではなく、自宅、勤務先・学校、通勤経路、よく使う地下や商業施設を地点ごとに確認する。利用予定端末の対応周波数とauでの動作確認状況も合わせて見る。

生活圏の品質を確かめるには、可能なら候補回線を同じ端末・場所・時刻・測定先で複数回試す。エリアマップと都市別の実効速度だけで、屋内や山間部を含む全国の優劣は判断できない。

最近の動き・変化

実効速度の公開条件

2026年1〜3月の調査は、東京23区、札幌、新潟、津、京都、広島、山口、北九州、熊本、佐賀の10都市で実施された。オフィス街・繁華街は正午〜18時、住宅街は15〜21時に、1地点につき3回測定する。

この分布は測定対象内の結果であり、他社とは測定都市・期間が異なり、端末条件も同一と確認できない。そのため、そのまま会社間順位にすることはできない。4社の扱いはMNO大手4社の速度比較で整理している。

5G SAエリアの発表

KDDIは2026年4月23日、5G SAエリアの人口カバー率が2026年3月末までに90%を超えたと発表した。KDDIの決算資料では、約500m四方の国勢調査区画で50%以上の場所で通信可能な区域を基に算出している。個別地点の接続や速度を保証する値ではない。

auの5G SAを使うには、対応端末、対応SIM、5G SA契約が必要である。利用地点はエリアマップ、端末と契約は5G SAの公式案内で個別に確認する。

2022年7月障害の影響推計

KDDIの2022年7月29日資料によると、障害は7月2日1時35分から7月4日15時までの61時間25分。KDDI単体(沖縄セルラーを含まない)について、通常時との差分から、音声は約2,278万人、データ通信は765万人以上に影響したと推計された。

音声とデータは別々の推計で重複数が公表されていないため、単純合算はできない。KDDI単体の3,589万人は、障害期間中にスマートフォン・携帯電話・ホームプラス電話を契約していた全利用者へのお詫び返金対象者数であり、障害の影響人数ではない。障害当時の規模は現在の速度評価と分け、現在の障害有無はauの地域別お知らせで確認する。

2026年9月9日訂正:出典を追跡できない時間帯・地域の順位と口コミ要約を削除。2022年障害の「最大約3,588万回線に影響」を、音声・データの別推計とお詫び返金対象者数の区別に訂正した。

公開投稿の扱い

投稿本文と主張を結ぶ直接URL・投稿日・確認日を揃えられていない要約は、検証できる状態になるまで掲載を停止しています。
調査メモ / LIMITATIONS
公式の実効速度は条件を追える有用な資料だが、au利用者全体や全時間帯の速度を表すものではない。他社とは測定都市・期間が異なり、端末条件も同一と確認できないため、数値だけで会社間の順位は作らない。契約前は生活圏のエリアと対応端末を確認し、可能なら現地で試す。

参照先(調査日: 2026年9月9日)